地域のタネ

田舎暮らしでお葬式ができた。お参りの方法は?

田舎暮らしでお葬式ができた。お参りどうしよう。
タネヨメ

近所でいつもお世話になっていた家でお葬式ができたわ。お手伝いに行った方がいいのかな?香典やお参りの仕方はどうなっているのかな?

タネ

お葬式ができた時は基本的にお悔やみ→お通夜→お葬式の流れがあるけど、故人や故人の家とのお付き合いの程度によって部分的に省略するところがあるよ。今回は*お葬式ができた時の作法や風習について解説するよ。

*大分県玖珠郡編です。但しお葬式のできた家の信仰や、地域によってしきたりや風習が異なることがあります。ここでは広く仏式のお葬式が行われる場合(一例)について解説します。

また全ての人に信教の自由があることから、このお参りの方法が強制されるものではありません。ご自身の信仰に合わせて、お参りをされてください。

この記事でわかること

1.お葬式の一連の流れと参加方法

2.通夜見舞いや香典の書き方・金額

3.通夜や葬儀の手伝いの内容

お悔やみの作法

お悔やみとは

お葬式ができた時一番最初に行うのが「お悔やみ」です。

お悔やみとは、故人の家にできるだけ早く行って(お通夜・お葬式前)文字通り「お悔やみ」を申し上げることを言います。

特に故人と親しかったり、故人の家にお世話になっている場合は「お悔やみ」に行きます。

自治会内でお葬式ができた場合は、自治会のメンバーでまとまって「お悔やみ」に行くことがあります。

お悔やみの時の服装と持ち物

お悔やみの時の服装ですが、スーツに黒ネクタイはNGとされています。

お悔やみは、急いで駆けつけてお悔やみを申し上げるという趣旨であることから、黒っぽい服装であればOKです。(例:紺色のズボンに黒のブレザー、黒っぽい割烹着やエプロン、ジーパンや派手な柄物は当然NG)

お悔やみの時には100円玉と数珠を持って行きます(宗教上の理由があれば別です)。

お悔やみの作法

まず家の中に入ってから仏壇(祭壇)のある部屋へ行くと、仏壇(祭壇)の前に故人のご遺体が安置されています。

故人の前に置いてある黒いお盆の中に100円玉を置き、正座をして手を合わせてお参りをします。

お参りをしたらできるだけ玄関口の方に下がって、正座をしてお悔やみを申し上げます。

お悔やみの言葉は決まっていませんが、一般的に「この度は〇〇さんがお亡くなりになられ、お悔やみ申し上げます」と言って手をついて頭を下げます。

家の方から「ありがとうございます。生前は大変お世話になりました。」などとご挨拶いただいたら「いつ頃お亡くなりになられましたか。」などと故人の最期についてお話をすることが多いです。

合わせて通夜や葬儀の日程について教えていただく流れになります。

集落や知人でまとまってお悔やみに行く時は、ご遺体側を一番上として、年齢順に並んでお悔やみを申し上げます。その時は年長者がお悔やみの挨拶をしますので、合わせて手をついてお辞儀をします。

お悔やみの最中に*お茶が出ることがあります(*現在はコロナ対応で出さないことが多い)ので、お茶をいただきます。

最後に「ではこれにて失礼させていただきます。」と言って家の方へお辞儀をしたら、もう一度その場で故人に向かって手を合わせて退出します。

お通夜の作法

お通夜は最近だと葬祭場で行うことが多くなっていますが、田舎では自宅で行うこともまだまだ多いです。

お悔やみと同じく、故人や故人の家とのお付き合いの程度により、お通夜へのお参りをご遠慮させていただくことがあります。

服装や通夜見舞い

葬祭場でお通夜がある時は、基本的に黒スーツに黒ネクタイで向かいます。

自宅でのお通夜の時は、黒スーツに黒ネクタイのほか、悔やみの時よりフォーマルな黒っぽい服装で来る人もいます。

持ち物は100円玉、数珠のほか*通夜見舞いを持参します。

通夜見舞いは「一晩中線香を絶やすことのないように」との趣旨で、昔は遺族の方を気遣うためにお米を持参していた風習が、現在は現金に変わり残っています。

通夜見舞いを入れる”のし袋”は白と黒の水引があるものを選択しましょう。

のし袋のタイプは金額が3000円以下の場合はプリントのものを利用する人も多いです。

金額は故人との付き合いにもよりますが、1000円〜2000円を包むことが多いです。

のし袋には「御夜食米料」「御夜伽米料」と記入します。

通夜見舞いののし袋の書き方
タネ

地域によって通夜見舞いをせずに香典だけのところもあるようだね。のし袋へ記入する名称も地域ごとに異なるようだから、事前に当地の先輩へ確認しておこう。

受付方法

会場へ着いたら受付がありますので、受付へ通夜見舞いを差し出します

訪問者の名前を用紙へ自分で記入する必要がある場合は、用紙へ記入しましょう。

通夜見舞いを差し出す時は「お寂しいことができました」と言って差し出します。

お葬式にお参りができない場合は、香典も合わせて受付へ差し出しましょう。

自宅でのお参り方法

自宅で通夜がある場合の流れは基本的に悔やみの時と同じです。

お盆に100円玉を差し出して、故人にお参りしたら玄関口まで下がって、お悔やみの言葉を申し上げます。

通夜に参列する時はそのまま残りますが、遠慮させていただく場合は「これにて失礼致します。」と申し上げ故人に再度手を合わせて退出します。

葬祭場でのお参り方法

葬祭場で通夜がある場合は、まず祭壇に向かい、100円玉をお盆に差し出して手を合わせてお参りします。

その後遺族の方々が祭壇の前の最前列に並んでいますので、お悔やみの言葉を申し上げます。

通夜に参列する時はそのまま残りますが、遠慮させていただく場合はお辞儀をして退出します。

葬儀の作法

服装や香典

葬儀の時の服装は、場所が自宅であろうと葬祭場であろうと基本的に黒スーツに黒ネクタイです。

香典を入れる”のし袋”は通夜見舞いと同じく、白と黒の水引があるものを選択しましょう。

金額は故人との付き合いにもよりますが、3000円〜5000円を包むことが多いようです。

のし袋には一般的に「御香典」と記入する方が多いようです。

香典の書き方

受付方法

通夜と同じく会場へ着いたら受付がありますので、受付へ香典を差し出します。

訪問者の名前を用紙へ自分で記入する必要がある場合は、用紙へ記入しましょう。

香典を差し出す時は通夜と同じく「お寂しいことができました」と言って差し出します。

通夜にお参りができず通夜見舞いを渡したかった場合は、通夜見舞いも合わせて受付へ差し出しましょう。

自宅でのお参り方法

自宅で葬儀がある場合の流れは基本的に悔やみ・通夜の時と同じです。

お盆に100円玉を差し出して、故人にお参りしたら玄関口まで下がって、お悔やみの言葉を申し上げます。

葬儀に参列する時はそのまま残りますが、遠慮させていただく場合は「これにて失礼致します。」と申し上げ故人に再度手を合わせて退出します。

葬祭場でのお参り方法

葬祭場で葬儀がある場合は、通夜と同じくまず祭壇に向かい、100円玉をお盆に差し出して手を合わせてお参りします。

その後遺族の方々が祭壇の前の最前列に並んでいますので、お悔やみの言葉を申し上げます。

葬儀に参列する時はそのまま残りますが、遠慮させていただく場合はお辞儀をして退出します。

通夜や葬儀のお手伝い

田舎では自治会(町内会)に入っている場合で、同じ自治会(町内会)内でお葬式ができた場合に、自治会構成員がお葬式のお手伝いに行く風習があります。

特に隣3軒で葬式ができた場合は、悔やみの準備からお茶汲み、通夜や葬儀の受付などお葬式の儀式を通して手伝うことがあります。

タネ

うちの自治会は6軒くらいずつ3つの組に分かれていて、同じ組でお葬式ができた場合には、悔やみやお通夜のお手伝い(お茶汲みや受付、通夜に来た人へのお返しの袋詰め・片付け・通夜の時のお膳づくりなど)を組で行い、葬儀の手伝い(受付や葬儀に来た人へのお返しの袋詰め、御斎の御膳作り)を自治会全体で行っているよ。

この時仕事は休まなければならないので、正直調整は大変です。

でも日頃からお世話になっている人たちのお葬式だから、できるだけお手伝いするよう心がけているよ!

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まとめ

田舎でお葬式ができた場合は、お悔やみ→お通夜→葬儀の流れがあります(仏式)。

お悔やみは基本的に自宅であることが多いですが、通夜・葬儀は自宅で行われるか葬祭場で行われるかで、若干お参りの方法が異なります。

また通夜や葬儀の時の包み方やその他の風習も地域ごとで異なるので、突然のことで慌てないよう、移住先の地域の先輩に事前に聞いておきましょう。

タネ

田舎でのお葬式の一例がわかったかな?

タネヨメ

お葬式はない方が当然いいけど、ある日突然できてしまうものだから、事前に心づもりだけしておけば安心だね。実際のお参りの仕方は、自身の信教に合わせてお参りしてね。