「海外旅行者に自分が住む 里山が選ばれるには?」part4
海外の旅行者は 自分も含めて Googleマップで旅してる。
だけどあなたのいる里山はそもそもGoogleさんに旅行先として認識されてません! その理由は?↓
台湾旅行から帰ってきて そっこー雪でした…。。。
山の中、 マイナス8度…… 台湾に戻りたい(笑)
このシリーズでは 台湾旅行に 旅行者の視点で行った気づきを 日本の里山の インバウンド旅行の誘致に 活かすシリーズです!
私も小さい農家民宿をオープン!
過去のシリーズを見たい人は さかのぼってください。
さて今回はGoogleさんから 旅行先として 選ばれていない大問題について。
Part1の繰り返しになりますが。
海外旅行者に 自分の住んでいるエリアが 旅行先として選ばれるためには そこにたどりつけることが 客観的にわかることが ぜったい必要です。
ではその経路を みんなどうやって リサーチしているのか。
日本に来ているインバウンド旅行者はみんな例外なくGoogleマップを使って移動しています。
私も台湾にいるときは 中華Simを入れて Googleマップで 全て移動しました。
台北はデジタル化が進んでおり、複雑に入り組んだ バス路線の時間やバス番号が 全て完ぺきに 経路表示に出てきました。
そこで中華Simで 台湾の人になったつもりで日本の九州、 ボクが住む里山に 福岡空港からどうやって たどりつけるのか 調べてみました。
すると…
空港からうちまで… 歩き!!!!???? 23時間43分……☜江戸時代!?(笑)
それ以外は自家用車かタクシー…
鉄道やバスを組み合わせたら きちんと来れるのに、
空港を出発地としてGoogleで経路探索すると
田舎の公共交通機関は存在しないことになっている!!!
逆に家を出発地、福岡空港を到着地とすると
きちんと公共交通機関での経路表示が出ます!!!
これが大きな気づきでした。
これ実は 日本国内で Googleマップを使って調べる時も一緒です。
いつも自分の居住地を 出発点にしていたので 気づかなかっただけで。
空港のような 大ターミナルを出発点として田舎の里山を 経路探索すると 公共交通機関がまったく 表示されません(涙)
これは旅行者から見たらそっこう旅行経路から外される要因です!
ただひとつ、救いがあって。
近くの有名なターミナル観光地はGoogleマップ内で出発地、到達地の設定をとわずに空港をつなぐバス路線や鉄道路線がきちんと表示されます。
うちの方だと、 くやしいけど 由布院や黒川温泉!! (さすが地域としての取り組みです)
ターミナル観光地は空港から直通バスがあったりそこから各地方へ行くローカルバスが出発するなど地域の交通拠点となるハブ機能を有しています。
ということは 最初の検索行動で目的地としたい里山を旅行者さん自身にGoogleマップで経路表示させるよりも (たどり着けないとあきらめちゃう)
最寄りのターミナル観光地にぶら下がる形で一次的に情報を見てもらえた方が来てもらいやすいのかもしれません。
でもよその観光協会には そもそも入れないし…
そこで私が考える戦略は
ターミナル観光地のすぐそばの観光スポットとして
里山の暮らし体験や地元の人だけが知る絶景スポットを紹介するブログ記事を書いて
SEO対策して検索で上位に上げること!! です。
お客さまにはブログ経由で 検索してもらって宿の予約をいただくのが ベストかな〜。
(前回のポストでも書きましたが 台湾の人がターゲットなら 日本語で書くブログでも キーワードに繁体字を 入れることをお忘れなく!)
うちだったら 「黒川温泉のすぐそば! おすすめ里山1dayトリップ」 みたいな。
上記の記事のタイトルも Googleキーワードプランナーで見ると 検索数は1000〜1万程度。 頑張れば上位に 上げられるレベルです。
今までは 有名観光地に ぶら下がるなんて 超カッコ悪いって 思ってたけど。
旅行者の検索行動から考えても自然だったという話です(笑)
由布院さん、黒川さん、 今までゴメンナサイ(ざんげ)
肝心なのは見栄やプライドではなく実際に里山に来てもらって、そこで日本各地の本物の里山暮らしの文化や循環型の暮らし方を知ってもらうことです!
だから 有名観光地の力を 借りちゃいましょう♪
こんな戦略じゃダメだ〜!と思う方 ぜひあなたの戦略も教えてください!
いっしょに日本の里山を 持続可能にしていきましょう。