仕事のタネ

里山の農家民宿がインバウンド観光に選ばれるには〜台湾旅行から考えた①

「美しい場所!」 「ステキな風景!」 「いつか行ってみたい!」

と思っても 行くことをあきらめてしまうのは?

日本から台湾旅行に行って、自分が海外旅行者になった時に感じた理由はこんなところだと思いました!

海外旅行者に 自分が住む里山が選ばれるために 絶対に必要な要素について。

それは 「そこにたどりつけることが 明らかであること」です。

今回は台湾ビギナーなので、 台北から1時間くらい離れた 「千と千尋の神隠し」の舞台といわれる 大人気観光地 「九份」に行きました。

もちろんツアーやタクシーではなく Googleマップの 経路案内を利用して ローカルバスで。

台北の西門のホテル近くの バス停を検索して バスを待ってました。

しかしGoogle上では バスが次々発進しているのに なぜか30分以上バスが来ない(汗すごい)

原因は バス停の名前は一緒だけど 運行会社のちがいで 乗り場が2つ!!!?

「九份」行きの乗り場は 200mもはなれた 別レーンだったことでした(ガーン笑)

これ、日本でもアルアルです。

●●横断バスと●●会社バスと、会社が違うだけでバス停が若干離れている。

都会ならダイヤもたくさんあって なんとかなるにしても。

うちの方だと 1本バスを逃すと 次は3時間後… へたしたら野宿(笑)

その時はバス停で スマホゲームするしかない。☜ うちの町の 高速インターのバス停は、 ナゾのシイタケのモニュメントが 1本たってるだけです(笑)

バス停は1つ。

だからこれが登りなのか下りなのか、 言語がわからなければ 見ただけで不明です。

さらに近くの公民館で 乗り換えがあるなんて、 旅行者にとってこわすぎます(笑)

だから旅行者にとって 公共交通機関の情報の少なさは 不安でしかないですね。

富裕層なら タクシーで来るかもしれないけど、 別に富裕層に来てほしい訳じゃない。

里山を知りたい方に来てほしいのです。

自分の住んでいる町が 観光情報を公式にしっかり出しているなら別ですが。

だいたい、超一流の観光地であっても できてるところなんて少ないです。

ないならば、自社サイトに 空港や主要都市からのアクセスを ていねいに出す必要があります。

「ていねいに」の意味は 単に電車やバスの路線名を 書くだけじゃなくて

・実際の乗り場

・車内の様子

・お金の払い方

・下りる停留所の表記

・下りる場所の風景と帰りのバス停など

これらを画像や動画などで 詳しく解説する ということです。

旅行者にとっては そこにたどりつけることが 明らかであって 初めて選ばれる 候補のひとつとなります。

でも情報を出すだけでは実は不十分です。

また実際にそこに行こうと決断するまでに もうひと押し必要です。

次回は台湾旅行で考えた その要素について 解説したいと思います!

https://inakanotane.com/to-be-selected-farm-inn-for-inbound-tourism2/