家庭の医学も、草も、絶めつの危機。
「うわっ!にがっ!!」
小さい頃、胃が悪くなると家の薬ばこに入っていた「御岳百草丸」を飲んでいました。
こちらに移住して気がついたのは、その成分表にふくまれる野草が野原にあることでした!
「センブリ」です。
夏に草原の草刈りをしているときに見つけました。
センブリは、農家の人が昔から胃薬として利用してきた野草です。
センブリは、実は草刈りされる草原が大好きです。
昔はみんな農業をするために牛を飼っていました。
荷物を運んだり、田んぼを耕したり。
牛のエサをとるために、草原が守られ草刈りがされてきました。
でも農業の機械化と共に、畜産以外に牛を飼う人がいなくなりました。
すると草原で草を刈る人もいなくなります。
センブリは人間の暮らしの変化とともに姿を消していくことになりました。
胃が悪いときに干したセンブリを煎じて飲むと、す〜っとします。
ただ「良薬口に苦し」で、煎じるととても苦いです…
暮らしの知恵も、草も、次の世代にいっしょに伝えたいものですね!
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