こんにちは、イナカノタネサイト運営者、「タネ」です。
私は神奈川県相模原市出身、2022年で満41歳になります。
2007年にWWOOF制度を利用して、人口1万人に満たない大分県のくじゅう連山のふもと大分県九重町を訪れ、移住をすることになりました。
2007年当時の私は、大学を卒業したものの国家試験に挫折をしてフラフラしていました。
そんな時に世界一周旅行を体験し、そこで日本の自然や文化を学びたいと思い、WWOOF(有機農業ボランティア)制度を利用して大分県九重町の「おわて」を訪れたのが移住のきっかけでした。
実態は親にも友達にも言わずに、机に置き手紙をして青春18切符を片手に、わずかな貯金と着替えをリュックに入れて夜行列車に飛び乗り、文字通り『家出』をして出てきたのでした。
九重町に来てすぐ、春の野焼き(草原に火をつける春の行事)に出会い、自然と人がダイナミックに関わってできる里山の美しさやくじゅう連山の四季の美しさに感動したほか、そこで大地や地域に根ざして生きる素敵な人たちとの出会いがありました。
自然の中で生きることは厳しかったけど、今までの生活にない「自然の中で自分の生活を作っていく」充実感を感じました。
そして2008年から本格的に移住をすることになりました。
2012年に縁あった「タネヨメ」さんと結婚し、現在では九重町で私の両親と子供3人、一家7人の大所帯で暮らしています。
「タネヨメ」です。私は福岡県大牟田市出身です。
私たちはいわゆるヒッピーや完全自給自足を目指してここにやってきたのではなく、ごく普通に田舎の自然の素晴らしさに惹かれ、ごく一般的に兼業サラリーマンで農業をしながら小さな暮らしをしています。
私は、たまたま見つけた国立公園の自然保護の仕事について15年が経ちます。
嫁は食べる分だけの田畑を耕しながら子育てをしています。
そして今は移住したいと考えている人たちが泊まれる民宿の開業に向けて準備をしています。
当時田舎暮らしの知識も経験もなかった若い私たちの移住がスムーズに至ったのは、WWOOFでお世話になった、農家レストラン「おわて」の家の方々を始めとするたくさんの方からのアドバイスとサポートのおかげでした。
このブログの主な読者の対象者は、2つです。
若者世代(10代〜40代)で、自然の中での田舎暮らしに憧れていて、これから田舎へ移住したい人たち。
そして実際に移住したけど思った生活と違い悩んでいる人たちです。
田舎暮らしと言っても、「暮らし」である以上全てが美しく全てが輝いているわけではありません。
私たちが移住してからも、新しく移住してきたのに、思い描いていた生活と違ったり、近所トラブルを起こしてしまい、引っ越してしまった人達を数多く見てきました。
そこでこのブログではネットで調べてもわからない、私たちが移住をする際にいただいた様々なアドバイスや実際に移住をして得られた経験則に基づいた情報を発信しています。
暮らしの面では、田舎暮らしの困りごとの解決方法、農的暮らしの実践方法、田舎暮らしを楽しむ情報を提供してます。
仕事の面では、文系の私が15年間国立公園の自然保護に携わる仕事をしてきた経験を活かして、自然に関する仕事につきたい人へ、仕事の紹介や身につけるべきスキル、自然保護活動のマネタイズの方法について情報を提供しています。
どうか皆様の「田舎暮らし」が素晴らしいものになりますよう、当サイトでの情報発信を通して応援しています。
自然の中での小さい暮らし、小さい町から子供達の未来が変わることを願って。